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【実はヨーロッパから逆輸入】梅雨の花・アジサイの生け方と楽しみ方

あじさいがちらほらと咲き始める季節になりました。

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あじさいは「紫陽花」という漢字が広く知られていることから、日本の花というイメージがありますね。

皆さんが頭に思い浮かべるあじさいは「西洋アジサイ」という品種です。
最初に載せた丸っと全体的に花が広がっているように見えるタイプのものです。
(この「花」だと思っている部分は「花」ではなく「ガク」です。)

「アジサイ」は元々日本由来の種ですが、昔からあったのはこちらの「ガクアジサイ」。

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周りにだけ鮮やかなガクが広がっているあじさいです。
これが育ったからといって、西洋アジサイのような丸っとしたフォルムにはなりません。
西洋アジサイとガクアジサイは別物です。

西洋アジサイはヨーロッパで品種改良が盛んにおこなわれて生まれたものです。
愛らしいフォルムは「日本生まれ、ヨーロッパ育ち」なんですね。
日本からフランスへ渡ったのち人気を博したアジサイは、ヨーロッパだけでなくアメリカにも運ばれました。
英語では「hydrangea」、フランス語、北欧では「hortensia」という名です。
SNSで検索すると各国の素敵なあじさいを見ることができるので、ぜひ検索してみてくださいね。
日本に西洋アジサイが逆輸入という形で広まってからというもの、ガクアジサイよりも西洋アジサイのほうが日本人になじみのあるものとなっています。

 

この梅雨や初夏が一番の見頃のあじさいの飾り方を、ご紹介していきます。

あじさいは水が大好きな植物。まずは切れ味の良い剪定用ばさみで、勢いよく茎を切りましょう。
お家では水につけながら水切りをしてください。
斜めにバスっと切るのはもちろん、枝のように固くなっている茎はカッターで削ぐようにするのも◎です。

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中には真っ白なワタが見えてきますが、これは水を通す導管でもなく、ただただ邪魔な存在なのです。
ほじって落とせる部分は落としてしまったほうが良いです。こうすることで補水力がグーンとアップします。

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葉っぱはできるだけ取り除きましょう。葉っぱが水に浸かると雑菌の繁殖にもつながります。
また、水分のほとんどは葉っぱから出ていくので、予め葉っぱをなくしておくことで、無駄な水分不足を防ぐことができます。
手でポキッと取ってしまって構いません。

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あじさいを飾るときは「深水」がマスト。
ガーベラやチューリップは数センチ程度の「浅水」が基本とされますが、あじさいは必ず深水です。
梅雨時期が最盛期ということも納得ですね。

雑菌が増えてしまうので、可能ならば毎朝水を変える、少なくとも2,3日に1回は水を変えて、そのときに花瓶のぬめりを取るのがベター。
日が経つと茎の切り口が腐食してくるので、数日に1度水切りもしてあげると◎。

あるなら切り花延命剤、ないときは食器用のハイターをちょろっと入れるとさらにあじさいの持ちがよくなります。

花瓶の選び方ですが、まずは大きくて深さのある花瓶を選んで、背丈の大きさを活かした飾り方を楽しんでみましょう。
水切りを繰り返していくうちにあじさいの背丈もだんだんと小さくなっていきます。
それに合わせて花瓶もだんだんと小さくしたり、花だけを浮かべることができる経口の大きくて浅いものを選んでみてもいいでしょう。

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お花を生けるときは、必ずしも花瓶である必要はありません。普段使っている食器も十分花瓶の役目を果たします。

これはハリオのティーポットに飾った写真です。
透明な容器を選ぶと、見た目も涼やかでさわやかな印象になりますね。

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あじさいを上の部分だけにして、水に浮かべても素敵です。
画像は、岐阜県高山市で見つけた、素敵なあじさいたちです。
あじさいの品の良さと、涼やかさがうまくマッチした飾り方で感動しました。
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また、忘れないでほしいのが、使った後の消毒です。
水に食器用ハイターを入れて薄めたものに、30分ほど漬けたあと、中性洗剤でよく洗いましょう。
食器であっても花瓶であっても、こうしておくことで次に使うときに気持ちよく使うことができますよ。

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あじさいは毒性が強い植物なので、決して誤って葉っぱを食べたりしないでくださいね。
左があじさい、右が大葉ですが、うっかり間違えてしまいそうなほどよく似ています。

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あじさいのガクは枯れるまで時間がかかるので、長い間家の中で楽しむことができます。
いろいろな飾り方に挑戦して、お部屋を彩ってみてはいかがですか。

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