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日常生活の中でヒュッゲを見つける方法

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目まぐるしく変化する毎日。皆さんもお仕事や家事育児に追われ、なかなかくつろぐ時間を見つけるのが難しく感じることはありませんか。

国連が毎年発表する『世界幸福度ランキング』をご存知でしょうか。最新の2020年版のランキングでは、1位フィンランド、2位デンマーク、3位スイス、4位アイスランド、5位ノルウェーと北欧諸国が名を連ねています。北欧諸国が幸福な国々だということは、今や世界中のたくさんの人たちが知っていて、北欧の暮らしを参考にする書籍やサイトもあちこちでみられるようになりました。

しかしながら北欧諸国は温暖な気候に恵まれているわけでもなく、先進国としてのトップを走るわけでもなく、流行りのお店であふれているわけでもありません。北欧諸国のなにが、人々を幸せに感じさせるのでしょうか。

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それは『ヒュッゲ』というデンマークの言葉から読み解くことができるかもしれません。以前の生地【きれいなお部屋づくり】身につけたい毎日の習慣ではスウェーデンの『Lagom』をご紹介しましたが、デンマークのヒュッゲもそれに通じる考え方のようです。

ヒュッゲ - Hygge は『心地よい時間や暮らし、そこで得ることができる幸せな気持ち』を意味します。世界幸福度ランキングにおいてデンマークは2013年の発表以来、つねにベスト3に君臨。3度も1位に輝いています。デンマークの人たちは時間や都合に追われ、せわしない生活を送るのではなく、普段の生活の中にある心地よさを求め、ゆったりとリラックスすることを大事にしているわけですね。

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それではこのヒュッゲの言葉をヒントに、私たちが日常でどうやってヒュッゲを見つけるか、北欧から学ぶ8つの秘訣をご紹介しましょう。1つ1つは些細なことに聞こえますが、心に大きな心地よさを生むことができる効果的な方法ばかりですよ。

お菓子を楽しむ

食べるということは、とても簡単に人の気持ちを満たすことのできる方法です。焼き菓子などちょこっとつまめるものをお家に用意しておくと、ちょっと休憩したいときにすぐに一息つくことができます。北欧の人たちは来客のためにお菓子を用意することを忘れません。目にもかわいいハート型のワッフルや、シナモンロール、ちょっぴり高いチョコレートをカフェやスーパーで購入したり、自分で作ったりしています。北欧の人にとってお菓子は、自分と友人たちをわくわくさせるマストアイテム、といったところでしょうか。

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手を動かす趣味をもつ

なにか没頭できる趣味を持つことは、脳の切り替えと心のゆとりを生み出すのに最高な方法です。できればゲームやパソコンなど、画面を見る趣味ではなく、編み物やお菓子作り、釣りやガーデニングなどのように「体を使って何かを作り出す・生み出す趣味」が適当です。ひとりでももちろん、気の置けない友人をさそって散歩に出かけたり、お子さんと絵を描いたりするだけでも十分です。心がリフレッシュするのを感じることができるでしょう。

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機械からの脱却

スマートフォンやパソコンから、少し距離を取りましょう。ここでの「距離を取る」は「使わない時間を作る」ではなく、読んで字のごとく「遠くに置く」という意味です。シカゴ大学が発表した研究によると、スマートフォンを使わない時間を設けたとしても、近くに置いてあるだけで存在が気になってしまい、集中力や思考力、判断力に悪影響を及ぼすことが明らかになりました。音が鳴っていなくても、特に調べたいことはないけれど、なんとなくスマホが気になってしまうという経験、皆さんもあるかと思います。この「気になる」があると、ヒュッゲはもはや手に入らないようなものです。暮らしの瞬間を楽しむためには、思い切ってスマホの通知をオフにしてみるのも手です。まずはお休みの日や夕食後など、短時間からでいいのでスマホを遠い場所に置いてみてはいかがでしょうか。きっと違いを感じられるはずです。

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外の新鮮な空気を吸う

新鮮な空気を吸うと、脳が活性化しリフレッシュすることがわかっています。北欧の国々は日照時間が短いため、少しでも明るい時間があると外に出るよう意識しています。もちろん時間が早ければ外が暗くても家から出ようとします。ジョギングやランニングなど、無理に体を動かす必要はありません、散歩や軽いお庭の手入れでも十分新鮮な空気を感じることができます。犬の散歩やコンビニへの買い物など、何か理由を探して外に出てみることから始めてみませんか。

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お仕事中でも心ゆったり休憩

日本の社会ではちょっと珍しいかもしれません。スウェーデンにはコーヒーやお菓子を楽しむ『フィーカ - Fika』という文化があります。スウェーデンでは週当たりの労働時間が40時間を超えてはいけないと国で定められています。このため仕事は短時間で効率よく!という概念が出来上がっているので、仕事のあいまにフィーカを挟んで大勢でリフレッシュします。日本の社会で取り入れてみるならフィーカは難しくとも、ランチタイムはデスクから離れて誰かと楽しくワイワイ、ならできそうですね。

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キャンドルを灯す

火のぬくもりは生物の心を鎮めおだやかにする作用があることが明らかになっています。ご家庭に暖炉があるならば眺めていただきたいところですが、そこまで大々的なことではなくキャンドルを灯すだけでも十分にリラックス効果を得ることができます。北欧諸国は世界最大のキャンドル消費国でもあるように、キャンドルが生み出すぬくもりとその効果を知っているんですね。

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部屋の照明を落とす

先ほどおすすめしたキャンドルですが、使うときはもちろん、使わないときでも気にしていただきたいのが「お部屋の照明」です。キャンドルに火を灯したなら、わざとお部屋全体を暗めにします。こうすることでキャンドルのあたたかな光に集中することができます。キャンドルを使っていない場合でも、暗い時間帯になっているならあえて少しずつ照明を暗くしてみるのもおすすめです。いつものリビングが、お洒落なバーのような雰囲気になったところで、ゆっくりとお酒や紅茶をすすってみるととても気持ちが落ち着くのがわかると思います。寝る直前まで蛍光灯やLEDにピカピカと照らしてもらうよりも、眠りの質もとても良くなります。暖色のランプで明かりをとるのもおすすめします。

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お気に入りを飾る

目に届く場所にあなたのお気に入りの物を置いてみましょう。わざわざインテリアとして買いに行く必要はありません。幼い頃の写真だったり、ちょっとかわいい表紙の絵本、1輪の花、アニメのフィギュアだってあなたの心を満たすのであればそれで充分です。せっかくの写真もアルバムに入れたままにしておくより、その日の気持ちで思い出に浸りながら入れ替えると何倍も楽しめます。装飾品の入れ替え作業は思いがけず没頭できる楽しい時間になりますよ。

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ヒュッゲが見つかるヒント8つをご紹介しました。今すぐできるもの、思い立ってできる簡単なことばかりだったと思います。このヒントをきっかけに、皆さんもより一層ヒュッゲを感じられますように。

(ちなみに、世界幸福度ランキングにおける日本のランクはというと、おとなり韓国に次いで62位という結果です。こんなにも新しい物々に囲まれ、自然に恵まれ、長寿大国ともされる日本がこのランキングということは、ひとえに働きすぎだからだと感じます!ではまた次回。)

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